【美容】手・爪・かかとのケア

手をつないだとき、自分の手のガサガサが気になった。爪の横のささくれを、つい引っぱって血が出た。サンダルをはく季節、かかとの白いひび割れが恥ずかしい。顔のスキンケアはしていても、手・爪・かかとは後回しになりがちです。でも、人にふれられる場所だからこそ、ケアをしておくと安心できます。
手荒れ
| 原因 | 中身 |
|---|---|
| 手洗い・消毒 | 皮脂とうるおいが落ちる |
| 水仕事・洗剤 | 刺激とかぶれ |
| 乾燥 | 冬・エアコン |
| かぶれ | ゴム手袋・洗剤・化粧品など |
手荒れのケア
| すること | ポイント |
|---|---|
| 手を洗ったあとすぐに保湿 | ハンドクリームを持ち歩く |
| 水仕事は手袋 | 中に綿の手袋をはめると、ゴムのかぶれを防げる |
| 寝る前にたっぷり保湿 | 綿の手袋をして寝る人も |
| 熱いお湯を避ける | ぬるま湯で洗う |
ひび割れ・赤み・かゆみがひどいときは、手湿疹のこともあるので、皮膚科で相談してください。
ささくれ・爪のまわり
| すること | 理由 |
|---|---|
| 引っぱらない | 傷が広がって、化膿することがある |
| 小さなはさみで根元を切る | 引きちぎらない |
| 爪のまわりも保湿 | ささくれは乾燥でできやすい |
爪のまわりが赤く腫れて痛いときは、細菌が入った状態(ひょう疽)のこともあります。皮膚科へ。
爪の長さと形
ふれあいのときに、とても大事なのが爪です。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 相手を傷つけない | デリケートゾーンや口の中は、皮膚や粘膜がとても薄い |
| 清潔 | 爪の間は汚れや菌がたまりやすい |
| 自分も痛くない | 長い爪は割れやすい |
| ケア | ポイント |
|---|---|
| 短く切る | 指先から白い部分が出ない程度 |
| やすりで角をなめらかに | 切っただけだと角がとがっている |
| 爪の間を洗う | ブラシを使うと簡単 |
手でふれ合うときの基本は「手でふれ合うときの基本」にも書いています。長い爪やネイルを楽しみたい人は、ふれあいのときに指サックや手袋を使う方法もあります。
爪の割れ・二枚爪
| 原因 | ケア |
|---|---|
| 乾燥 | 爪にもハンドクリーム・ネイルオイル |
| 爪切りで切る | やすりで整えるほうが割れにくい |
| 除光液の使いすぎ | 回数を減らす |
ネイルの注意
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| ジェルネイルでかぶれる | ジェルの成分に反応する人がいる。赤み・かゆみが出たらやめる |
| 長くつけっぱなし | 浮いたすき間にカビ・菌がたまることがある |
| 自分で無理にはがす | 爪が薄くなる |
ジェルネイルでかぶれた経験がある人は、ほかの化粧品や接着剤などでもかぶれることがあります。「化粧品でかぶれたとき:パッチテストのしかた」も読んでみてください。
かかとのガサガサ
| 原因 | ケア |
|---|---|
| 乾燥・角質が厚くなる | お風呂上がりに保湿。尿素入りのクリームを使う人も |
| サンダル・はだし | 靴下で守る |
| 削りすぎ | やすりは週1回程度・やさしく |
かかとが厚くガサガサして、かゆみや皮むけがあるときは、水虫(白癬)のこともあります。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」でも、かかとの水虫は見た目では分かりにくいと説明されています。自己判断で水虫の薬を塗らず、皮膚科で調べてもらってください。
受診したい爪の変化
| 変化 | 考えられること |
|---|---|
| 爪が白く濁る・厚くなる | 爪の水虫 |
| 爪に黒い線がある・広がる | まれに病気のことがある |
| 巻き爪で痛い・赤く腫れる | 巻き爪・陥入爪 |
| 爪がはがれる | けが・病気 |
男性の手と爪
男性は、ハンドクリームを使わない人も多いですが、手のカサつきは、手をつなぐとき・ふれるときに、相手に伝わります。べたつかないハンドクリームを1本、デスクやかばんに置いておくだけで変わります。爪を短く、なめらかに整えることも、ふれあいのマナーとして大切にしてください。
手は、思っているより見られている
手は、話をしているとき、食事をしているとき、ものを渡すとき、いつも相手の目に入っている場所です。顔ほど意識していなくても、手のガサガサや、爪の汚れ、ささくれは、意外と相手の目にとまります。
そして、パートナーとのふれ合いでは、手はもっと大事な役目を持っています。手をつなぐ、頬にふれる、からだをなでる。そのときに、手が荒れていると、相手の肌に引っかかったり、爪が当たって痛かったりすることがあります。とくに、デリケートゾーンにふれるときは、爪が長かったり、とがっていたりすると、相手の粘膜を傷つけてしまうこともあります。
手と爪のケアは、自分のためだけでなく、相手を大切にすることでもあります。
仕事や生活で手が荒れやすい人
| 場面 | 工夫 |
|---|---|
| 水仕事が多い | ゴム手袋の下に綿の手袋 |
| 消毒をくり返す | 消毒のあとに保湿 |
| 紙をよくさわる | 指先が乾燥しやすい。こまめに保湿 |
| 寒い季節の外出 | 手袋をする |
ふれ合いの前の手の準備
| 準備 | 理由 |
|---|---|
| 手を洗う | 清潔にする |
| 爪を短く、なめらかに | 相手を傷つけない |
| ささくれを整える | 引っかからないように |
| ハンドクリームは少なめに | ベタつかないように |
爪を切ったあとは、やすりで角をなめらかにしておくと、引っかかりにくくなります。
ジェルネイルのあとの爪
| 気をつけたいこと |
|---|
| 無理にはがさない(爪の表面がはがれる) |
| オフのあとは保湿をする |
| 爪が薄くなったと感じたら、休む期間を作る |
| 爪のまわりが赤く腫れたら、皮膚科へ |
よくある疑問
ハンドクリームはいつ塗る?
手を洗ったあと・寝る前が基本です。ベタつきが気になるなら、少量をよくなじませます。
甘皮は切ったほうがいい?
甘皮は爪の根元を守っているものです。切りすぎると、炎症の原因になることがあります。押し上げる程度にとどめる人が多いです。
足の爪の手入れは?
足の爪は、深く切りすぎると巻き爪の原因になると言われます。まっすぐに切り、角を少しだけ整えます。
かかとの角質は削ったほうがいい?
削りすぎると、かえって厚くなることがあります。保湿を中心に、削るのはときどき・やさしく。
ネイルをしていると、パートナーとのふれ合いで困る?
長い爪やとがった形は、相手を傷つけることがあります。ふれ合う場面が多い時期は、短めで丸い形にする人もいます。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 手湿疹・かぶれ | 皮膚科 |
| 爪の濁り・変形・痛み | 皮膚科 |
| かかとのかゆみ・皮むけ | 皮膚科(水虫かどうか調べる) |
手と爪は、相手にふれる場所です。保湿と、短くなめらかな爪。それだけで、ふれあいの安心感が変わります。
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 爪の病気」 https://qa.dermatol.or.jp/qa38/index.html
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 白癬(水虫・たむしなど)」 https://qa.dermatol.or.jp/qa10/index.html