【美容】髪のツヤとダメージ:毎日のケアでできること

好きな人に髪をなでられたとき、パサパサして引っかからないか気になる。ヘアアイロンを毎日使っていたら、毛先がチリチリに。ツヤのある髪は、肌と同じくらい「きれい」の印象を左右します。髪のケアは、高いトリートメントより、毎日の小さなくせで差がつきます。
髪のツヤのしくみ
| 髪の部分 | はたらき |
|---|---|
| キューティクル(表面) | うろこ状に重なって、髪の中を守る。整っていると光をきれいに反射してツヤが出る |
| 髪の内部 | 水分やたんぱく質をふくむ。ハリ・コシにかかわる |
髪は、肌のように自分で修復することができません。表面のキューティクルがはがれたり、めくれたりすると、ツヤがなくなり、パサつき・広がり・枝毛の原因になります。
ダメージの原因
| 原因 | 中身 |
|---|---|
| 熱 | ヘアアイロン・コテ・ドライヤーの高温 |
| ヘアカラー・ブリーチ・パーマ | 薬剤で髪の表面と内部に負担 |
| 摩擦 | 濡れた髪のブラッシング・タオルでゴシゴシ・枕 |
| 紫外線 | 髪の色あせ・パサつき |
| 自然乾燥 | 濡れた時間が長いほど傷みやすい |
毎日のケア
シャンプー
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 予洗い | お湯で1〜2分しっかり流す。汚れの多くはこれで落ちる |
| 泡で洗う | 頭皮を指の腹で。髪どうしをこすり合わせない |
| すすぎ | 泡が残らないように丁寧に |
トリートメント・コンディショナー
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| つける場所 | 毛先を中心に。頭皮につけすぎない |
| 置く時間 | 製品の表示どおり |
| 流す | ぬるつきが残らない程度に |
ドライヤー
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| タオルドライ | こすらず、タオルで押さえて水気をとる |
| すぐに乾かす | 濡れた時間を短くする |
| 根元から | 根元を先に乾かし、毛先は最後に |
| 上から下へ風を当てる | キューティクルの向きにそろえるとツヤが出やすい |
| 近づけすぎない | 10〜20cmほど離して |
| 最後に冷風 | ツヤが出やすいと言われる |
ブラッシング
濡れた髪は傷みやすいので、目の粗いくしで毛先から少しずつとかします。乾いたあとは、ブラシでやさしく整えます。
ヘアアイロン・コテ
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| 温度を上げすぎない | 高温ほどダメージが大きい |
| 同じところに長く当てない | 熱がこもる |
| 濡れた髪に使わない | 水分が一気に蒸発して傷む |
| 熱から守るスタイリング剤を使う | 摩擦と熱を減らす |
ヘアオイル・アウトバストリートメント
| 使い方 | ポイント |
|---|---|
| ドライヤーの前 | 毛先中心に少量。熱と摩擦から守る |
| 乾いたあと | パサつく毛先に、ほんの少し |
| つけすぎない | べたっとして不潔に見えることがある |
寝ぐせと枕
| すること | 理由 |
|---|---|
| 完全に乾かしてから寝る | 濡れたままだと摩擦で傷む |
| 長い髪はゆるくまとめる | 摩擦を減らす |
| 枕カバーをこまめに洗う | 頭皮の皮脂・汚れ |
近くにいる相手に伝わること
| 伝わりやすいこと | ポイント |
|---|---|
| 髪のにおい | 頭皮の皮脂のにおいは、本人は気づきにくい。夜にきちんと洗う・乾かす |
| 手ざわり | パサつき・きしみは、なでたときに分かる |
| フケ | 肩に落ちたフケは目に入りやすい。続くなら皮膚科へ |
| スタイリング剤のべたつき | ふれたときに気になる人もいる |
頭皮のにおいは、自分では分かりにくいものです。生乾きは、においの原因になりやすいので、しっかり乾かすだけで変わることがあります。
男性の髪
男性は短い髪の人が多く、ダメージよりも、頭皮のべたつき・におい・フケ・薄毛が気になる人が多いです。シャンプーで頭皮をしっかり洗い、すすぎを丁寧に、が基本です。薄毛については「薄毛(AGA)とは?受診と費用、薬の定期配送のトラブル」に。
髪は、ふれられたときに印象が残る
髪は、顔と並んで、相手の目に入りやすい部分です。そして、パートナーとの距離が近くなると、目で見るだけでなく、ふれたとき、においを感じたときの印象も加わります。頭をなでたとき、肩に寄りかかったとき、髪がやわらかく、ふんわりといい香りがすると、相手の心に残りやすいものです。
逆に、髪がパサついていて手に引っかかる、汗や皮脂のにおいがする、といったことがあると、近くにいるときに気になってしまうこともあります。髪のケアは、見た目を整えるだけでなく、ふれ合いの心地よさにもつながっています。
髪の長さ別のケア
| 長さ | ポイント |
|---|---|
| ショート | 頭皮の皮脂・においのケアを中心に |
| ミディアム | 毛先の乾燥に気をつける |
| ロング | 毛先のダメージが進みやすい。オイルで保護 |
季節ごとのケア
| 季節 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 春 | 花粉が髪につく。帰ったらブラッシング |
| 夏 | 紫外線・汗・湿気によるうねり |
| 秋 | 夏のダメージのケア・抜け毛が増えたと感じる人も |
| 冬 | 乾燥・静電気 |
髪のにおいの対策
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 頭皮の皮脂 | 頭皮をしっかり洗う |
| 生乾き | 洗ったらすぐに根元から乾かす |
| たばこ・料理のにおい | 帰ったらブラッシング・換気 |
| 枕カバー | こまめに洗う |
香りの強いヘアミストやヘアオイルは、つけすぎると相手が苦手に感じることもあります。香りの選び方は「香水のつけ方:近づいたときに心地いい量」にも書いています。
美容院でのダメージケア
| メニューの例 | 考え方 |
|---|---|
| トリートメント | 手ざわりがよくなる。持ちは数週間ほどが多い |
| カット | 傷んだ毛先を切るのがいちばん確実 |
| 縮毛矯正 | うねりは落ち着くが、髪への負担も |
よくある疑問
高いシャンプーに変えれば髪はきれいになる?
髪の傷みは、シャンプーの値段より、乾かし方・熱・摩擦の影響が大きいことが多いです。肌に合う・頭皮がかゆくならないシャンプーを選んでください。
毎日シャンプーしないほうがいい?
汗や皮脂の量、髪の長さによります。頭皮のべたつき・においが気になるなら、毎日洗うほうがいいことが多いです。
枝毛は直る?
枝毛は元に戻りません。切るのがいちばん確実です。
抜け毛が急に増えた
季節や体調で一時的に増えることもありますが、まとまって抜ける・頭皮に異常があるときは、脱毛症などの病気のこともあります。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」にも、脱毛症の説明があります。皮膚科で相談してください。
パートナーと同じシャンプーを使っていい?
髪質や頭皮の状態が違えば、合うものも違います。一緒に使って問題がなければかまいませんが、かゆみやパサつきが出たら、自分に合うものに変えてください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 抜け毛・フケ・頭皮のかゆみ | 皮膚科 |
| 髪の傷み・ヘアケア | 美容院 |
髪のツヤは、傷みを増やさない毎日のくせで決まります。すぐ乾かす、こすらない、熱を上げすぎない。それだけでも手ざわりが変わってきます。
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症」 https://qa.dermatol.or.jp/qa11/index.html