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【気持ちよさ】気持ちよくなりかけると、止めたくなるとき

ロコ
ロコの結論
気持ちよくなってきたところで、急にこわくなって、自分で止めてしまう。そんな経験はありませんか。からだが自分のものではないような感覚や、何かが起きそうな不安を感じて、止めたくなるのは自然な反応なんです。無理に乗り越えなくていい。こわさの理由を知ると、少しずつ安心できる方法が見えてきます。

ひとりの時間でも、パートナーとのときでも、気持ちよさが高まってくると、ある瞬間にふっとこわくなる。このまま続けたら、自分がどうなってしまうのか分からない。思わず手を止めたり、「待って」と言ったりしてしまう。そのあと、なぜ止めたんだろう、ともどかしく思う。そんな人もいると思います。

このページでは、気持ちよくなりかけると止めたくなるときの考え方をまとめました。

こわさの理由

こわさ よくある気持ち
からだが勝手に反応する 震えたり、声が出たりするのがこわい
コントロールを失う感覚 自分が自分でなくなるような感じ
尿意・何かが出そう もらしてしまいそうで不安
恥ずかしさ 乱れた姿を見られたくない
性への罪悪感 気持ちよくなることへのうしろめたさ
過去のつらい経験 思い出してしまう

どれも、自分を守ろうとする自然な反応です。止めてしまう自分を責めなくていいんです。

こわさとのつき合い方

できること ポイント
こわくなったら止めていい 止めることは失敗ではない
ひとりの時間で少しずつ 自分のペースで、こわくない範囲で
呼吸を続ける 息を止めず、ゆっくり呼吸する
安心できる環境をつくる 明かり・時間・場所
尿意が心配なら 前もってトイレに行く・タオルを敷く
パートナーに伝える 「こわくなったら止めてね」

少しずつ、こわくない範囲を広げる

いきなり最後まで行こうとしなくていいんです。今日は少し先まで、次はもう少し先まで、と、こわくない範囲を少しずつ広げていく人もいます。広がらなくても、おかしなことではありません。

尿意が心配なとき

気持ちよくなるとトイレに行きたいような感覚がくる人も多いです。くわしくは「挿入の途中でトイレに行きたくなるのはなぜ?」に。

パートナーに伝えるとき

伝えたいこと 言葉の例
こわさがあること 「気持ちよくなってくると、少しこわくなるんだ」
止めてほしいとき 「待って、と言ったら止めてね」
急がないでほしい 「ゆっくりがいいな」
見られるのが恥ずかしい 「明かりを暗くしてもいい?」

「待って」と言ったときに、すぐに止めてくれる相手かどうかは、とても大切です。止めてくれないときは、その関係を考え直していいんです。

無理に乗り越えなくていい

考え方 中身
こわさは自分を守るサイン 無視して進むと、つらい記憶になることも
イクことは義務ではない 気持ちいい時間を過ごせればそれでいい
時間がかかってもいい 比べない・焦らない

過去のつらい経験があるとき

こわさの背景に、望まない性行為をされた、性暴力を受けた、といった過去の経験があることもあります。日本女性心身医学会も、性への恐怖心の背景として、過去の性虐待や性暴力を挙げています。

そうした経験を思い出してつらいときは、ひとりで抱えずに相談してください。

相談先 内容
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891) 昔のことでも相談できる
配偶者暴力相談支援センター パートナーからの暴力・強要の相談
心療内科・カウンセリング こわさや気持ちのつらさの相談

いまのパートナーから、止めてほしいのに止めてもらえない、いやなことをされる、というときも、相談できます。

こわさが出たときの落ち着き方

方法 ポイント
目を開ける 今いる場所を確かめる
ゆっくり息を吐く 吐く息を長めに
からだの一部にふれる 自分の手で腕やお腹にふれる
声に出す 「大丈夫」と小さく言ってみる
一度離れる 水を飲む・トイレに行く

こわさは波のようにやってきて、少し待つと引いていくことが多いです。引いたあとに、続けるか、今日はやめるかを決めればいいんです。

パートナーの側で知っておきたいこと

知っておきたいこと 中身
止められたら、すぐ止まる 理由を聞くより先に止まる
責めない 「なんで?」と問いつめない
安心させる 「大丈夫だよ、急がないよ」
次を急かさない 相手のペースに合わせる

よくある場面と考え方

ひとりの時間に、気持ちよさが高まってきたとき、急にからだが自分のものではないような感覚になって、こわくなって止めた。それ以来、途中までしかできない。そんな人もいます。その感覚は、気持ちよさが強くなったときに起きやすいもので、からだがおかしくなったわけではありません。

こわさを感じたら、目を開けて、今いる場所を確かめてください。少し落ち着いたら、続けてもいいし、その日はやめてもいい。何度か経験するうちに、「こわいけれど、大丈夫だった」という感覚が少しずつ積み重なっていく人もいます。

こわさがあるのは、からだが自分を守っているから

こわさは、からだと心が「無理をしないで」と教えてくれているサインでもあります。気持ちよさが強くなることに慣れていないと、からだはそれを「いつもとちがう状態」として受け止め、守りに入ることがあります。こわさを感じたときは、自分を責めずに、「守ってくれているんだな」と受け止めてみてください。そのうえで、少しずつ、安心できる範囲を広げていけばいいんです。

こわさを誰かと分け合う

こわさをひとりで抱えていると、どんどん大きく感じられます。信頼できるパートナーや友だち、専門家に話すことで、こわさが少し小さくなることもあります。

よくある疑問

こわさを感じるのは、自分が未熟だから?

そんなことはありません。こわさは、多くの人が感じるものです。

パートナーに「なんで止めるの?」と言われた

こわさがあることを伝えて、急がないでほしいとお願いしてかまいません。理由を説明できなくても、止めていいんです。

ひとりのときもこわい

ひとりの時間も、無理をしなくていいんです。こわさが強くてつらいときは、相談してみてください。

こわさがあるのに、パートナーが続けようとする

「待って」と言ったら止まる、という約束を先にしておいてください。それでも続けられるなら、ひとりで抱えずに相談してください。

こわさは、時間がたてば消える?

経験を重ねて、少しずつ薄れていく人もいます。消えない人もいて、それもおかしなことではありません。

こわさがあるのは、性に向いていないから?

そんなことはありません。こわさを感じるのは自然なことで、性に向いている・向いていないという話ではありません。

相談できるところ

悩み 相談先
過去の性暴力・つらい経験 ワンストップ支援センター(#8891)
パートナーからの暴力・強要 配偶者暴力相談支援センター・警察(#9110)
こわさ・気持ちのつらさ 心療内科・カウンセリング
気持ちよさの悩み 婦人科・性機能外来のある医療機関

まとめ

気持ちよくなりかけると止めたくなるのは、からだが勝手に反応する不安や、コントロールを失う感覚、尿意、恥ずかしさなどから来る、自然な反応です。止めることは失敗ではありません。こわくない範囲を少しずつ広げてもいいし、広げなくてもいい。過去のつらい経験がよみがえるときは、ひとりで抱えずに相談してください。

出典

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