【SM・ドミサブ】鞭・ろうそくの危険:やけど・傷・感染

鞭やろうそくは、SMの道具として映像や物語でよく描かれますよね。興味を持つ人もいれば、パートナーに「使ってみたい」と言われて不安になっている人もいると思います。
このページでは、鞭とろうそくの危険と、けがをしたときの対応をまとめました。使い方や強さの目安は書いていません。
鞭の種類と危険
| 種類 | 特徴として語られること | 危険 |
|---|---|---|
| 房の多いもの(フロッガー) | 当たる面が広い | 強さしだいで、あざ・腫れ |
| 細く短いもの(クロップ) | 先端が一点に当たる | 皮膚が切れる・あざ |
| 長い一本の鞭 | 先端が速く動く | 皮膚が裂ける・狙いがそれる |
鞭は、手のひらでたたくより力が伝わりやすく、たたく側に手ごたえが返ってきにくい道具です。強さの加減が難しく、狙った場所からそれることもあります。
| 鞭で起こりうるけが | 中身 |
|---|---|
| あざ・腫れ | 強く当たると、数日〜数週間残ることがある |
| 切り傷・皮膚の裂け | 細い鞭や先端が当たると起こりやすい |
| 目のけが | 顔の近くに当たると、視力にかかわることも |
| 内臓への影響 | 腰の上・おなかに強く当たると危険 |
| 感染 | 傷ができると、そこから細菌が入ることがある |
顔・頭・首・腰の上(腎臓のあたり)・おなか・関節・性器は、どんな道具でも避ける場所です。
ろうそくの危険
| 危険 | 中身 |
|---|---|
| やけど | 「低温」とうたうものでも、近い位置から垂らす・同じ場所に続けて落とすとやけどすることがある |
| 火事 | 布団・カーテン・髪に火が移る |
| 目のけが | 顔の近くでは使わない |
| 皮膚のかぶれ | ろうの成分や香料で肌が荒れることも |
| 粘膜のやけど | 性器などの粘膜は、特にやけどしやすい |
ふつうの家庭用のろうそくは、とけたろうの温度が高いことが多く、やけどの危険がさらに大きくなります。ろうそくを使うときは、火のそばに燃えやすいものを置かない、水をすぐ使えるようにしておく、も欠かせません。
けがをしたときの応急手当
やけど
| すること | ポイント |
|---|---|
| すぐに流水で冷やす | 痛みがやわらぐまで10〜20分ほど |
| 氷や保冷剤を直接あてない | 冷えすぎて悪化するおそれ |
| 水ぶくれはつぶさない | 傷を守る役割がある。清潔なガーゼで覆う |
| 皮膚が白い・黒い・痛みを感じない | 深いやけどのおそれ。すぐに医療機関へ |
| 広い範囲・顔・陰部のやけど | 救急車を呼ぶことも考える |
肌についたろうは、冷やしてからそっとはがします。無理にはがすと皮膚が一緒にはがれることがあります。
切り傷・あざ
| 様子 | どうするか |
|---|---|
| 浅い切り傷 | 流水で洗い、清潔に保つ |
| 血が止まらない・深い | 清潔な布で押さえて医療機関へ。止まらなければ119 |
| あざ・腫れ | 冷やして安静に |
| 赤く腫れて熱を持つ・うみが出る | 感染のおそれ。医療機関へ |
| 尿に血が混じる・強い腰の痛み | すぐに医療機関へ |
医療機関では、何をしていてけがをしたのかを正直に話してかまいません。そのほうが、適切な手当てを受けられます。
もし使うなら、考えておきたいこと
| 考えること | 理由 |
|---|---|
| 本当に鞭・ろうそくでないといけないか | 手のひらや柔らかいものでなでるなど、別の形で満たせることも |
| 相手は使い方の危険を知っているか | 道具を持っているだけでは安全ではない |
| 痕を残してもいいか | 仕事や生活への影響も考える |
| 応急手当の準備 | 流水がすぐ使える場所か・救助の備え |
| 止める合図 | 声が出なくても伝えられる合図 |
道具の手入れと衛生
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| 道具を人と共有しない | 皮膚の傷から感染することがある |
| 使ったあとは洗う・拭く | 素材に合った手入れを |
| 傷んだ道具は使わない | 割れ・ささくれで皮膚を傷つける |
| ろうそくは燃えやすいものから離して保管 | 火事の予防 |
血がついた道具は、血液を介してうつる感染症の心配があります。ロコペリでは、血が出る行為は扱っていません。血が出るほどの強さにしないでください。
火を使うときの部屋の準備
| 準備 | 理由 |
|---|---|
| カーテン・布団・紙から離す | 燃え移りを防ぐ |
| 水をすぐ使えるところに | やけど・火事のとき |
| 髪をまとめる | 髪に火が移る |
| 換気をする | 煙・においがこもる |
| 終わったら火が消えたか確かめる | 消し忘れによる火事を防ぐ |
ホテルなどでは、火気の使用が禁じられていることもあります。決まりを確かめてください。
求められたときの断り方
| 言い方の例 | ポイント |
|---|---|
| 「鞭はこわいから、手のひらまでにしたい」 | 代わりの形を出す |
| 「ろうそくはやけどがこわい」 | 理由を一言で |
| 「今日は使わない日にしたい」 | 毎回同じでなくていい |
断っても関係が悪くならない相手かどうかは、断ったときの反応で分かります。
よくある疑問
「低温ろうそく」なら安全?
低温とうたうものでも、やけどは起こりえます。肌に近い位置から垂らす、同じ場所に続けて落とす、粘膜に落とすと、危険が大きくなります。
鞭の痕が消えない
あざは数週間残ることもあります。痛みが増す、熱を持つ、うみが出る、というときは医療機関へ。
求められたけど、こわい
こわいなら、断っていいんです。ソフトな形で満たせることもあります。「ソフトSMとは:はじめて試すときの段階」も読んでみてください。
道具をネットで買ってもいい?
ロコペリでは、Amazonや楽天でリンクできるものに限って、商品名を紹介することがあります。買う前に、素材・作り・手入れの方法を確かめてください。どんな道具も、使い方の危険は変わりません。
ろうそくのろうが目に入った
すぐに流水で洗い、眼科を受診してください。こすらないことが大事です。
痕が残らない鞭はある?
素材ややわらかさで当たり方は変わりますが、強さしだいで、どんな鞭でも痕が残ることがあります。痕を残したくないなら、強さの上限を決めて、たたかれる側の合図を最優先にしてください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| やけど・深い傷 | 医療機関・救急(119) |
| 迷ったら | 救急相談(#7119。ない地域もある) |
| 同意のない暴力を受けた | DV相談窓口・警察(#9110) |
道具は、使う人の知識と準備で、危なさが大きく変わります。危険を知ってから、使うかどうかを決めてください。
- 仙台市「やけどの応急処置」(消防局救急指導課) https://www.city.sendai.jp/kyukyukanri/kurashi/anzen/tobani/joho/yakedo.html
- 総務省消防庁「救急車の適時・適切な利用(適正利用)」 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/