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【SM・ドミサブ】アフターケアのしかた

ロコ
ロコの結論
アフターケアは、プレイのあとに、ふたりの心とからだをふだんの状態に戻していく時間なんです。水を飲む、毛布にくるまる、言葉をかける、からだにけがが無いか確かめる。そして翌日にも「どうだった?」と連絡する。委ねた側だけでなく、リードした側もケアされていいんです。

プレイが終わったら、すぐ服を着て、それぞれスマホを見る。そんな終わり方をして、なんとなく心にすきま風が吹いた経験はありませんか。

SMやドミサブのあとは、心とからだがいつもより大きく揺れています。その揺れを、ふたりで落ち着かせていく時間を「アフターケア」と呼びます。このページでは、具体的なアフターケアのしかたをまとめました。

アフターケアの3つの時間

時間 中身
直後 からだと気持ちを落ち着かせる
その日のうち ふだんの自分に戻る
翌日以降 落ちこみやからだの変化を確かめる

落ちこみは、数時間から数日たってから来ることもあると言われます。直後だけでなく、翌日まで続けるのがアフターケアです。

直後にすること

すること ポイント
道具を外す 目隠し・拘束を外す。しびれ・痕を確かめる
役から降りる 呼び方をふだんに戻す・「おつかれさま」
水を飲む 緊張や汗で、からだは水分を失っている
からだを温める 毛布・服・温かい飲み物。寒気が出ることがある
寄りそう ハグ・手をつなぐ・そばにいる(相手が望めば)
言葉をかける 「ありがとう」「大事に思ってる」「本心じゃないよ」
けがを確かめる 赤み・あざ・傷・やけど・しびれ

言葉で責めるプレイのあとは、とくに言葉で包み直す時間が大事です。

けがを見つけたら

様子 どうするか
赤み 冷やして様子を見る
しびれ 安静に。続くなら医療機関へ
やけど 流水で10〜20分ほど冷やす。水ぶくれはつぶさない
切り傷 洗って清潔に。深ければ医療機関へ
呼吸がおかしい・意識がぼんやり すぐに119

その日のうちに

すること ポイント
食べる 甘いもの・温かいものを少し
休む 予定を詰めこまない
軽く振り返る 「よかったこと」をひとつずつ
ひとりになるなら 「あとで連絡してもいい?」と決めておく

その日のうちに「次はもっと強く」など、次の話を詰めすぎないでください。振り返りは、落ち着いてからでかまいません。

翌日以降に

すること 例
連絡する 「体調どう?」「昨日はありがとう」
落ちこみを聞く 「何か気になってることある?」
からだの変化を確かめる あざ・しびれ・痛みが増えていないか
振り返る 何が楽しくて、何がつらかったか
リストを見直す 「したい・したくない・迷う」を書き直す

人によって欲しいケアは違う

ケアの好み 例
くっついていたい ハグ・腕まくら
ひとりで静かにしたい 少し離れて休む
話したい その場で気持ちを言葉にしたい
話したくない 翌日まで話さないでほしい
甘いものが欲しい チョコ・あたたかい飲み物

どれが正しいということはありません。始める前に、「終わったあとはどうしてほしい?」と聞いておくと安心です。

リードした側のケア

リードした側も、終わったあとに「やりすぎたかも」「自分はこわい人間なのでは」と落ちこむことがあります。委ねた側から「楽しかった」「ありがとう」と伝えてもらうと、ほっとする人が多いんです。アフターケアは、ふたりがお互いにするものと考えてください。

アフターケアをしてくれない相手

こんなことが続くなら 考えたいこと
終わったらすぐ帰る・連絡が無い 相手の安全や気持ちに関心が無い
落ちこみを伝えると「重い」と言う 信頼して委ねられる相手か
けがを見ても気にしない からだの危険を軽く見ている

アフターケアをしてくれるかどうかは、相手を選ぶ大事な目安です。

用意しておくとよいもの

もの 使いみち
水・飲み物 すぐに飲めるように
毛布・ブランケット 寒気がしたときに
甘いもの 気持ちを落ち着かせる
保冷剤・タオル 赤みを冷やす(保冷剤はタオルで包む)
救急箱 絆創膏・ガーゼ
着替え 汗をかいたあとに

プレイの前に用意しておくと、終わったあとに慌てずにすみます。

プレイの強さとアフターケアの厚さ

プレイ アフターケアの目安
言葉・目隠しなど軽いもの 言葉をかける・水を飲む・翌日に一言
軽い拘束・スパンキング 上に加えて、からだの確認・しばらく一緒に過ごす
強い言葉・長い時間のプレイ 上に加えて、ゆっくり話す時間・翌日以降の連絡を丁寧に

プレイが強くなるほど、アフターケアにも時間をかけてください。

アフターケアの話し合い方

話すこと 例
直後にしてほしいこと 「すぐに抱きしめてほしい」
してほしくないこと 「すぐにスマホを見ないで」
翌日の連絡 「朝に一言ほしい」
落ちこんだときの連絡 「夜中でも連絡していい?」

アフターケアの希望は、プレイの希望と同じくらい大事です。リストに書いておく人もいます。

よくある疑問

アフターケアは、毎回しないといけない?

軽いプレイでも、言葉をかける・水を飲む、くらいはしておくと安心です。強いプレイほど、時間をとってください。

相手がアフターケアを嫌がる

人によって欲しいケアは違います。何をしてほしいか、何はしてほしくないかを聞いてみてください。

アフターケアをしても、落ちこみが続く

1〜2週間たっても気分が戻らないときは、心療内科などで相談してください。「終わったあとに落ち込む」も読んでみてください。

相手と離れて暮らしていて、翌日に会えない

メッセージや電話でかまいません。「体調どう?」「昨日はありがとう」の一言だけでも、気持ちは落ち着きます。

アフターケアの時間に何を話せばいい?

よかったこと、うれしかったことから話すと、気持ちが温まります。つらかったことは、落ち着いてからでかまいません。

アフターケアの最中に、相手が泣き出した

驚かなくて大丈夫です。気持ちの高まりの反動で、涙が出ることもあります。そばにいて、落ち着くまで待ってください。

相談できるところ

悩み 相談先
けが・体調の異変 医療機関・救急(119)
落ちこみが続く 心療内科・厚生労働省「まもろうよ こころ」の相談窓口
同意のない行為をされた ワンストップ支援センター(#8891)

プレイは、終わったあとまでがひとつの時間です。最後のケアまで、ふたりで大事にしてください。

出典

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