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【SM・ドミサブ】ドミサブ・SMとDV・モラハラの違い:見分けるチェック

ロコ
ロコの結論
ドミサブやSMとDVは、外から見ると似て見えることがあります。でも、決定的に違うのは、合意があるか、いつでもやめられるか、プレイの時間の外に持ちこんでいないか、なんです。チェック表で当てはまるものが多いなら、それは支配に近い関係です。ひとりで抱えずに相談してください。

主従の関係を楽しんでいるつもりだった。でも最近、プレイの時間じゃないときも相手の顔色をうかがっている。お金のことも、誰と会うかも、相手が決めている。「これって、ドミサブなのかな、それとも……」と迷っている人もいると思います。

ドミサブやSMとDVは、外から見ると似ているように見えることがあります。このページでは、その違いを見分けるためのチェックをまとめました。

いちばんの違い

ドミサブ・SM DV・モラハラ
ふたりが合意している 一方が決めている
いつでもやめられる やめたいと言えない・言うと怒られる
プレイの時間・場面が決まっている 暮らし全体に及ぶ
止める合図が守られる 「いや」が無視される
終わったら対等に戻る ふだんも見下される
委ねる側が安心している 相手がこわい

チェック表

当てはまるものに、心の中で印をつけてみてください。

チェック項目
プレイの時間ではないのに、命令される・従わされる
断ると不機嫌になる・どなる・無視する
セーフワードや合図を出しても、止めてもらえない
決めていないことを、その場でされる
お金を管理される・渡すように言われる
友人や家族と会うのを嫌がられる・禁じられる
スマホや連絡を見られる・いつも居場所を聞かれる
服装・髪型・体重などを細かく決められる
「お前は自分がいないとだめだ」と言われる
けがをしても気にかけてもらえない
「このことを誰かに言ったら」と脅される
写真や動画を撮られて、消してもらえない
相手がこわくて、本当の気持ちを言えない

ひとつでも当てはまったら、立ち止まって考えてください。いくつも当てはまるなら、DVやモラハラにあたる可能性があります。

「プレイだから」で隠れやすいもの

隠れやすいこと 気づくヒント
暴力 合意していない強さ・場所で、けがをする
言葉の暴力 ふだんの会話でも、ばかにされる・見下される
経済的な支配 お金を自由に使えない
性的な強要 したくないことを断れない
孤立 相談できる人がいなくなっている

「好きでしていることだから」と自分に言い聞かせていると、気づくのが遅れることがあります。あなたが安心していられるかどうかを、いちばんの目安にしてください。

リードする側の人へ

リードする側の人も、このチェックを自分に当ててみてください。プレイの外でも相手を従わせていないか。相手が「やめたい」と言いやすい関係になっているか。もし当てはまることがあれば、相手への支配になりかけています。カウンセリングなどで相談することもできます。

DVかもしれないと感じたら

できること 中身
信頼できる人に話す ひとりで判断しない
相談窓口に連絡する DV相談窓口・配偶者暴力相談支援センター
記録を残す けがの写真・言われたこと・日付(相手に見つからない場所に)
安全な場所を考えておく 逃げられる場所・連絡先
身の危険を感じたら すぐに110番

DVの相談窓口は、結婚している人だけでなく、恋人どうしの暴力(デートDV)も相談できます。男性も相談できます。デートDVについては「デートDVとは」にもまとめています。

迷ったときの3つの問い

チェック表を見ても迷うときは、次の3つを自分に聞いてみてください。

問い 嗜好の関係なら 支配の関係なら
いま「やめたい」と言える? 言える 言えない・こわい
プレイの外で、自由に暮らせている? 暮らせている 行動・お金・人間関係を決められている
相手といて安心できる? 安心できる 顔色をうかがっている

ひとつでも右の列に当てはまるなら、信頼できる人や窓口に話してみてください。

まわりの人に打ち明けられたら

友人から、主従の関係のことで悩んでいると打ち明けられることもあります。

すること ポイント
好みを責めない 「そんなことしてるから」と言わない
話を聞く 本人がどう感じているかを大事に
安全を一緒に考える 身の危険があるなら相談窓口へ
決めつけない 本人が決めることを尊重する

好みを責められると、人は相談しにくくなります。まずは、話してくれたことを受け止めてください。

自分が加害の側になっていないか

自分に聞いてみること 気づきのヒント
相手が断ったとき、どう感じる? 怒りがわくなら注意
プレイの外でも、相手を従わせていない? 日常の命令・監視
相手は、自分といて安心している? 顔色をうかがわせていないか
お金や連絡を管理していない? 経済的・行動の支配

気づいたときに、変えることはできます。ひとりで変えるのが難しいときは、カウンセリングや自治体の相談窓口で相談してください。

よくある疑問

自分が望んで委ねたのだから、DVではない?

最初は望んで始めた関係でも、やめたいと言えなくなっているなら、それは支配に変わっています。始まりではなく、いまの関係で考えてください。

相手はふだん優しい。たまに怒るだけ

優しいときと、こわいときをくり返すのは、DVでよく見られる形だと言われます。こわい時間があること自体が、サインです。

別れたいけど、プレイのことを人に話されそうでこわい

脅されているなら、それ自体が相談すべきことです。画像のことは警察や、画像の削除の相談窓口に相談できます。

相談したら、SMのことを責められそう

相談窓口の人は、あなたの好みを責めるためではなく、安全を一緒に考えるためにいます。話したくないことは、話さなくてかまいません。

相手と別れたいけど、ひとりで話すのがこわい

ひとりで話す必要はありません。信頼できる人に同席してもらう、相談窓口に相談してから決める、など、安全な方法を選んでください。

相談できるところ

悩み 相談先
暴力・支配・束縛 DV相談窓口・配偶者暴力相談支援センター
身の危険がある 警察(110番・#9110)
望まない性的な行為 ワンストップ支援センター(#8891)
画像で脅されている 警察・画像の削除の相談窓口

主従の関係は、安心できるからこそ楽しめるものです。こわいと感じる関係なら、それはもう楽しみではありません。

出典

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