【グッズ(大人のおもちゃ)】グッズの洗い方と衛生

グッズを使ったあと、「とりあえず拭いておけばいいかな」と、そのまましまってしまうこと、ありませんか。あるいは、どう洗えばいいのか分からなくて、なんとなく水で流して終わりにしている人もいるかもしれません。
グッズは、肌や粘膜に直接触れるものです。使うたびに、体液や細菌がつきます。きちんと洗わずにしまうと、次に使うときに細菌が増えていて、かゆみや炎症、感染症の原因になることがあるんです。
でも、洗い方そのものは、むずかしくありません。グッズのタイプに合わせた洗い方と、しっかり乾かすこと。このページでは、清潔に保つための基本をまとめました。
洗い方の早見表
| タイプ | 洗い方 |
|---|---|
| 防水 | ぬるま湯と石けんで洗い、すすぐ |
| 防水でない | ぬらした布でふく。電池や充電口に水を入れない |
| 穴の開いたもの | 中まで洗い、口を下にしてしっかり乾かす |
| 取り外せる部品があるもの | 外して、それぞれ洗う |
まず「防水かどうか」を確かめる
電動のグッズを洗う前に、まず確かめたいのが、防水かどうかです。防水でないものを水洗いすると、中に水が入って壊れたり、感電やショートの原因になったりすることがあります。
| 表示 | 洗い方 |
|---|---|
| 「完全防水」「丸洗いOK」 | 水洗いできる |
| 「生活防水」「防滴」 | 水しぶき程度ならOK。丸洗いは避ける |
| 防水の表示がない | 水洗いしない。拭くだけ |
説明書やパッケージに書かれていることが多いので、捨てる前に確かめておきましょう。
防水のものの洗い方
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 1 | 使ったらすぐに洗う(時間がたつと汚れが落ちにくい) |
| 2 | ぬるま湯で、ローションや体液を流す |
| 3 | 低刺激の石けんや、専用のクリーナーで洗う |
| 4 | 泡が残らないように、しっかりすすぐ |
| 5 | 清潔なタオルで水気をとり、風通しのいいところで乾かす |
熱湯は使わない
清潔にしようとして、熱湯をかけたり、煮沸したりする人もいますが、素材によっては変形したり傷んだりすることがあります。ぬるま湯で十分です。煮沸できる素材かどうかは、説明書で確かめてください。
洗剤はやさしいものを
強い洗剤やアルコールは、素材を傷めたり、肌に刺激が残ったりすることがあります。低刺激の石けんや、グッズ用のクリーナーを使うと安心です。
防水でないものの手入れ
防水でないグッズは、水で丸洗いできません。
- ぬるま湯でしぼった布で、表面をふく
- 汚れが落ちにくいところは、グッズ用のクリーナーを布につけてふく
- 電池を入れるところや、充電口には水を入れない
- 乾いた布で水気をとって、よく乾かす
穴の開いたもの(オナホールなど)
筒の形をしたものは、中に汚れがたまりやすく、乾きにくいので、特に注意が必要です。
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 洗う | 中にぬるま湯を入れて、ローションをよく流す |
| 中まで洗う | 裏返せるものは裏返す。指を入れてやさしく洗う |
| 乾かす | 口を下にして、風通しのいいところで。中まで完全に乾かす |
中が乾かないまましまうと、カビやにおいの原因になります。乾きにくいときは、専用の乾燥用の棒を使う人もいます。
しまうとき
- 完全に乾かしてから
- ほこりがつかない袋や箱に入れる
- 素材の違うもの同士をくっつけない(素材によっては溶けることがある)
人と共有するときは、コンドームをかぶせるなど、性感染症の予防も考えます。
素材が溶ける?
やわらかい素材のグッズ同士をくっつけてしまっておくと、素材によっては、くっついた部分が溶けたり、べたついたりすることがあります。1つずつ、別々の袋に入れておくと安心です。
やりがちな失敗
| 失敗 | 起こること |
|---|---|
| 使ったまま放置 | 汚れが固まって落ちにくくなる・細菌が増える |
| 濡れたまましまう | カビ・におい |
| 防水でないものを水洗い | 故障 |
| 熱湯で洗う | 変形 |
| 強い洗剤を使う | 素材が傷む・肌に刺激が残る |
| 他のグッズとくっつけてしまう | 溶ける・べたつく |
買いかえのサイン
| サイン | 理由 |
|---|---|
| 表面がべたつく | 素材が劣化している |
| ひびや傷がある | 汚れがたまりやすい |
| においが取れない | 中に細菌が残っている可能性 |
| 色が変わった | 劣化や汚れ |
古くなったグッズは、どんなに洗っても清潔に保ちにくくなります。無理に使い続けず、買いかえを考えてください。
よくある疑問
使う前にも洗ったほうがいい?
しまっているあいだにほこりがつくこともあるので、さっと洗うか拭いてから使うと安心です。
アルコールで消毒していい?
素材によっては傷むことがあります。説明書で確かめてください。
洗っているのにかゆくなる
素材やローションが合わない可能性もあります。使うのをやめて、続くときは医療機関で相談してください。
パートナーと使うときの衛生
2人でグッズを使うときは、ひとりで使うとき以上に、衛生に気をつけたいところです。
| 場面 | 工夫 |
|---|---|
| 2人で使い回す | コンドームをかぶせ、相手が変わるたびに替える |
| お尻に使ったもの | そのまま膣に使わない。洗うかコンドームを替える |
| 使い終わったら | どちらが洗うか決めておく。後回しにしない |
| 性感染症の心配 | グッズを共有するなら、2人で検査を受けておくと安心 |
洗うことを「面倒な後片付け」ではなく、2人のからだを守るための習慣として考えると、自然に続けられます。終わったあとに一緒に洗う、というカップルもいます。
ローションの洗い残しに注意
ローションが残っていると、ほこりがつきやすくなったり、素材が傷んだりすることがあります。特にシリコン系のローションは落ちにくいので、石けんでしっかり洗ってください。グッズだけでなく、使ったあとの自分のからだも、ぬるま湯でやさしく流しておくと、かゆみの予防になります。
洗剤やクリーナーの選び方
グッズを洗うときに何を使えばいいか、迷う人も多いと思います。
| 洗うもの | 向いている | 避けたい |
|---|---|---|
| シリコーン製 | 低刺激の石けん・グッズ用クリーナー | 研磨剤入りのスポンジ |
| やわらかい素材(TPEなど) | 低刺激の石けん | アルコール・強い洗剤 |
| かたいプラスチック | 低刺激の石けん | 熱湯 |
| ガラス・ステンレス | 低刺激の石けん | 急な温度差(割れることがある) |
迷ったら、説明書に書かれている方法がいちばん確かです。説明書を捨ててしまった場合は、販売しているお店のページで確かめられることもあります。
洗う習慣をつくる
使ったあとすぐに洗うのが大切だと分かっていても、疲れていると、つい後回しにしてしまいますよね。
- 使う前に、洗う道具(石けん・タオル)を近くに用意しておく
- 終わったら、そのままお風呂場で洗う
- 乾かす場所を決めておく
小さな習慣にしてしまえば、面倒に感じにくくなります。清潔なグッズは、次に使うときの安心にもつながります。
衛生は「自分を大切にする」こと
グッズを清潔に保つことは、自分のからだを大切にすることそのものです。手間に感じるかもしれませんが、からだを守るための大切な時間だと考えてみてください。
乾かす場所の工夫
お風呂場は湿気が多く、乾きにくいことがあります。洗ったあとは、風通しのいい部屋で乾かすと、カビやにおいを防ぎやすくなります。人目が気になるときは、清潔なタオルの上で乾かすといいですよ。
洗い方に迷ったら
迷ったら、説明書の方法がいちばん確かです。ぬるま湯と低刺激の石けん、しっかり乾かす。この基本だけでも、多くのトラブルは防げます。
まとめ
グッズは、使ったらすぐに、説明書の方法で洗い、よく乾かしてからしまうのが基本です。まず防水かどうかを確かめて、ぬるま湯と低刺激の石けんで。穴の開いたものは中まで洗って、しっかり乾かす。素材の違うもの同士はくっつけない。清潔に保つことが、安心して使い続けるための、いちばんの近道です。