【パートナーと関係】レスを話し合うときの言い方

もう何か月も、パートナーと性行為がない。自分はさみしいと感じているけれど、相手はどう思っているのか分からない。話したい気持ちはあるのに、どう切り出せばいいのか分からなくて、言えないまま時間が過ぎていく。そんな状態に悩んでいる人は、とても多いと思います。
セックスレスの話は、とても繊細なテーマです。言い方を間違えると、相手を責めているように聞こえたり、相手が傷ついたり、かえって距離が広がったりすることもあります。だからこそ、言い方とタイミングが大切なんです。
このページでは、レスについて話し合うときの言い方と、タイミング、話し合いの進め方をまとめました。
言い方の比較
| 避けたい言い方 | 伝わりやすい言い方 |
|---|---|
| 「なんでしてくれないの」 | 「ふれあう時間が減って、さみしい」 |
| 「もう好きじゃないんでしょ」 | 「どう思っているか聞かせてほしい」 |
| 「ほかの夫婦はもっとしてる」 | 「私はもう少しふれあいたいと思ってる」 |
| 「あなたのせいで」 | 「2人のことを一緒に考えたい」 |
| 「もう何年もしてないよ」 | 「前みたいにくっつく時間がほしいな」 |
「私は」で始める
伝わりやすい言い方に共通しているのは、「あなたは」ではなく「私は」で話していることです。「あなたがしてくれない」と言うと、相手は責められていると感じて、身構えてしまいます。でも、「私はさみしい」と言えば、それはあなたの気持ちの話になります。相手も、責められずに、あなたの気持ちを受け止めやすくなるんです。
数字や比較を持ち出さない
「もう〇か月もしてない」「普通の夫婦は月に〇回」といった数字や比較は、相手にプレッシャーを与えてしまいます。大切なのは、回数ではなく、2人が満たされているかどうかです。
タイミング
- 2人とも疲れていないとき
- 寝室ではない場所で
- 時間に余裕があるとき
- 断られた直後ではないとき
| 避けたいタイミング | 理由 |
|---|---|
| 寝る直前のベッドの中 | 「今からしよう」というプレッシャーになる |
| 誘って断られた直後 | 感情的になりやすい |
| どちらかが疲れているとき | 落ち着いて考えられない |
| けんかのあと | 話がこじれやすい |
食事のあと、休日の昼間、散歩しながらなど、リラックスしている時間がいいと思います。
話し合いの進め方
| 順番 | 中身 |
|---|---|
| 1 | 自分の気持ちを伝える(「さみしい」「ふれあいたい」) |
| 2 | 相手の気持ちを聞く(「どう思ってる?」) |
| 3 | 理由を一緒に考える(疲れ・痛み・気持ちなど) |
| 4 | できることを話す(ふれあいの時間をつくる、など) |
相手の気持ちを聞く
自分の気持ちを伝えたら、相手の気持ちも聞いてください。相手には相手の事情があるかもしれません。疲れている、からだのことで悩んでいる、気持ちが向かない理由がある。それを聞くことで、2人で解決の道を探せるようになります。
| 相手が言うかもしれないこと | 受け止め方 |
|---|---|
| 「疲れていて」 | 生活の負担を一緒に見直す |
| 「痛いから」 | 婦人科・泌尿器科の相談を一緒に考える |
| 「気持ちが向かない」 | 責めずに、理由を少しずつ聞く |
| 「よく分からない」 | 本人も分からないことがある。時間をかける |
一度で解決しなくていい
レスの話し合いは、一度で解決することはあまりありません。何回かに分けて、少しずつ話していくものだと考えておくと、気持ちが楽になります。
- 1回目は、気持ちを伝えるだけでもいい
- 相手がすぐに答えられなくても、責めない
- 少し時間をおいて、また話す
話し合いが続かないとき
話し合いが続かないときは、カップルカウンセリングという選択肢もあります。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| カップルカウンセリング | 第三者に入ってもらって、2人で話す |
| 個人のカウンセリング | 自分の気持ちを整理する |
| 婦人科・泌尿器科 | からだの理由があるとき |
2人だけで話していると、どうしても感情的になったり、同じところをぐるぐる回ったりしてしまうことがあります。第三者に入ってもらうことで、話が進むこともあるんです。
よくある疑問
相手が話し合いを避ける
すぐに話し合いに乗ってくれないこともあります。「話したいことがあるときは言ってね」と伝えて、待つことも大切です。それでも避け続けるなら、手紙やメッセージで気持ちを伝える方法もあります。
話し合ったら、相手が傷ついたみたい
レスの話は、相手にとってもつらいテーマです。「責めたいわけじゃない」「2人のことを考えたい」と、もう一度伝えてみてください。
自分がしたくない側の場合は?
自分がしたくない側でも、話し合うことは大切です。「したくない気持ちがあるけど、あなたのことは大切に思っている」と伝えると、相手も安心できます。
話す前に、自分の気持ちを整理する
話し合いの前に、自分が何を伝えたいのか、どうしたいのかを整理しておくと、落ち着いて話せます。
| 整理すること | 例 |
|---|---|
| 何がつらいのか | 性行為がないこと・ふれあいがないこと・求められないこと |
| どうしたいのか | 頻度を増やしたい・ふれあいがほしい・理由を知りたい |
| 何を大切にしたいか | 2人の関係・自分の気持ち |
紙に書き出してみると、自分の気持ちがはっきりします。「性行為がしたい」のか、「求められている実感がほしい」のか、「くっつく時間がほしい」のか。自分の本当の希望が分かると、伝える言葉も選びやすくなるんです。
手紙やメッセージで伝える方法
面と向かって話すのがむずかしいときは、手紙やメッセージで伝える方法もあります。落ち着いて言葉を選べるし、相手も自分のペースで読めます。ただ、文字だけだと誤解されることもあるので、「あとで話せたらうれしい」と添えておくといいと思います。
相手が話し合いに応じてくれたら
話し合いに応じてくれたことは、それだけで大きな一歩です。
| できること | ポイント |
|---|---|
| 「話してくれてありがとう」と伝える | 相手も勇気を出している |
| 一度で結論を出さない | 何回かに分けて話す |
| 小さな約束から始める | 「週に一度はハグしよう」など |
| 次に話す日を決める | 話しっぱなしにしない |
最初の話し合いで全部を解決しようとしなくていいんです。少しずつ、2人のペースで進めていけば十分です。
話し合いで言われてつらかったこと
話し合いの中で、相手から思いがけない言葉を言われることもあります。
| 言われたこと | 受け止め方 |
|---|---|
| 「そういう気持ちになれない」 | 理由を少しずつ聞く。からだのことなら受診も |
| 「疲れているから」 | 生活の負担を一緒に見直す |
| 「前から嫌だった」 | 傷つく言葉だが、本音を話してくれたとも言える |
| 「考えたことがなかった」 | 相手にとって新しい気づき。時間をあげる |
つらい言葉を聞いたときは、その場で言い返さず、いったん受け止めてください。気持ちが落ち着いてから、また話せばいいんです。
話し合いのあとの過ごし方
話し合いのあとは、少し気まずくなることもありますよね。
- 話し合いのあとも、ふだんどおりに接する
- 小さなふれあい(手をつなぐ・ハグ)から始める
- 「話せてよかった」と伝える
話し合いは、2人の関係をよくするためのものです。話せたこと自体を、2人で大切にしてください。
話し合いは1回で終わらない
レスの問題は、時間をかけて取り組むものです。ときどき「最近どう?」と確かめ合うことで、すれ違いを早めに見つけられます。
まとめ
レスについて話し合うときは、「あなたは」ではなく「私は」で、自分の気持ちを伝えることが大切です。寝る直前や断られた直後は避けて、リラックスしている時間に。相手の気持ちも聞き、理由を一緒に考える。一度で解決しなくていいし、続かないときはカウンセリングも頼れます。2人のペースで、少しずつ話していってください。