【パートナーと関係】明るいところで肌や体型を見られたくない

ベッドに入るとき、電気を消したい。でも、パートナーは「顔が見たい」と言って、明るいままにしたがる。お腹のたるみ、背中のニキビ、太ももの肌のザラザラ、手術の傷あと。明るいところで見られると思うと、緊張して楽しめない。こうした悩みは、思っている以上に多くの人が持っています。
見られたくない理由
| 理由 | 例 |
|---|---|
| 肌 | ニキビ・ニキビ跡・ブツブツ・シミ |
| 体毛 | 処理していない・処理あとの赤み |
| 体型 | お腹・二の腕・太もも |
| 胸・性器 | 大きさ・形・色 |
| 傷あと・妊娠線 | 手術・出産 |
| 年齢 | しわ・たるみ |
照明・服・タイミングの工夫
| 工夫 | 中身 |
|---|---|
| 照明を落とす | 間接照明・ベッドサイドの小さな明かり |
| 暖色の明かり | 肌がやわらかく見える |
| 下着やキャミソールを着たまま | 全部脱がなくてもいい |
| シーツ・ブランケット | かけたままでもいい |
| シャワーのあと | 肌が落ち着いて、気持ちもリラックス |
照明を落とすのは、恥ずかしさをごまかすためだけではなく、雰囲気を作るためにも、多くの人がしていることです。
相手に伝えるときの言葉
| 伝え方の例 |
|---|
| 「明るいと恥ずかしくて、集中できないんだ」 |
| 「少し暗いほうが安心できる」 |
| 「顔は見ていたい気持ちも分かるから、この明るさでどう?」 |
責めるのではなく、自分の気持ちとして伝えると、相手も受け止めやすくなります。
相手が明るくしたがるとき
| 相手の理由 | 落としどころの例 |
|---|---|
| 顔を見たい | 小さな明かりだけつける |
| からだを見たい | 少しずつ。自分が平気な範囲で |
| 暗いと不安 | 真っ暗ではなく、間接照明 |
どちらか片方が我慢し続ける形ではなく、ふたりが心地いい明るさを探すものです。どうしてもいやなことは、断っていいです。
少しずつ慣れる方法
| 段階 | 例 |
|---|---|
| 1 | 暗い部屋で、服を脱ぐ |
| 2 | 小さな明かりをつける |
| 3 | 下着姿で過ごす時間を作る |
| 4 | 一緒にお風呂に入る(湯気や照明で) |
無理に慣れる必要はありません。慣れたいと思ったときに、自分のできる範囲で。
気になる部分のケア
気になる部分がケアで変わるなら、試すのもいい方法です。
| 気になること | 関係するページ |
|---|---|
| 背中・胸のニキビ | 背中・胸・お尻のニキビが気になる |
| 腕・太もものブツブツ | 腕や太もものブツブツ(毛孔性苔癬)とは |
| ムダ毛 | ムダ毛の自己処理と肌荒れ |
| 体型 | 体型が気になりすぎてつらいとき |
見られたくない気持ちの奥にあるもの
明るいところで見られたくない、という気持ちの奥には、「嫌われたくない」「がっかりされたくない」という不安があることが多いです。相手を大切に思っているからこそ、自分のからだのことが気になってしまうのは、自然なことです。
一方で、相手の多くは、あなたのからだの細かいところより、一緒に過ごす時間そのものや、ふれ合ったときの反応を大事に思っています。からだのことが気になって表情がかたくなっていると、相手は「嫌がっているのかな」「楽しくないのかな」と不安になることもあります。
だからこそ、「見られるのが恥ずかしい」と言葉にすることは、ふたりにとって意味があります。理由が分かれば、相手は照明を落とすことも、ゆっくり進むことも、自然に受け入れてくれることが多いからです。
体型や肌の気になる部分と、工夫の例
| 気になる部分 | 工夫の例 |
|---|---|
| お腹 | 横向きや向かい合って座る体勢・シーツをかける |
| 二の腕 | 腕を下ろしたままでいい姿勢・キャミソールを着たまま |
| 太もも・お尻 | 布団やブランケットの中で |
| 胸の形・大きさ | 下着をつけたまま・照明を落とす |
| 背中のニキビ | 背中が見えにくい体勢・照明を落とす |
| 傷あと・妊娠線 | 気になることを伝える。隠す必要はないと言ってくれる人も多い |
| 体毛 | 処理するかどうかは自分で決めていい |
どの工夫も、ふたりが気持ちよく過ごすためのものです。どちらかが無理をしなくていい形を探してください。
相手に「見たい」と言われたときの気持ちの整理
| 気持ち | 考え方 |
|---|---|
| 見せたいけど、まだこわい | 少しずつ、平気だと思える範囲から |
| 見せたくない | 断っていい。理由を全部言わなくてもいい |
| 見せてもいいかな | 明るさを少し上げて試す |
断ったことで相手が不機嫌になったり、責めたりするなら、それはふたりの関係の中で話し合いが必要なことです。
一緒にお風呂に入るとき
明るいところで見られたくない人にとって、一緒にお風呂に入ることは、特にハードルが高く感じられるかもしれません。お風呂は照明が明るく、からだが全部見えやすい場所です。
| 工夫 | 中身 |
|---|---|
| 浴室の照明を消して、脱衣所の明かりだけにする | ほどよい明るさになる |
| 入浴剤で湯をにごらせる | からだが見えにくい |
| 先に湯船に入って待つ | 見られる時間が短くなる |
| タオルを巻いたまま入る | 慣れるまで |
| 「今日はひとりで入りたい」と言う | 断っていい |
一緒に入ることが、ふたりにとって楽しい時間になるかどうかは、無理をしないことにかかっています。少しずつで十分です。
明るさに慣れていく、ふたりのペース
明るいところで見られたくない気持ちは、すぐには変わらないかもしれません。でも、相手との信頼が深まっていくうちに、少しずつ気にならなくなっていく人も多いです。最初は真っ暗でないとだめだったのが、間接照明なら平気になり、やがて昼間でも気にならなくなった、という人もいます。
一方で、ずっと暗いほうが落ち着く、という人もいて、それも自然なことです。明るさの好みは、人によって違います。大事なのは、ふたりが心地よく過ごせることで、どちらかが無理をすることではありません。
相手が明るいところを好む場合は、その理由を聞いてみるのもいいかもしれません。「表情が見たい」「安心する」など、見た目を確かめたいわけではない理由のこともあります。
照明の選び方
| 照明 | 雰囲気 |
|---|---|
| 天井の明かり | 明るすぎると感じる人が多い |
| 間接照明 | やわらかい光で、からだが見えすぎない |
| 暖色の小さなライト | 肌がやわらかく見える |
| カーテンを少しあけた自然光 | 朝や昼にちょうどいい明るさ |
よくある疑問
いつまでも明るいところがいやなのは変?
変ではありません。人それぞれの心地よさがあります。
相手の体を明るいところで見たいと思うのは悪い?
悪いことではありません。ただ、相手の気持ちを確かめて、無理強いしないことが大事です。
見た目のことで、セックスに集中できない
「セックスのとき、見た目が気になって集中できない」も読んでみてください。
相手の体を見て、がっかりしてしまった
想像と違った、と感じることは誰にでもあります。その気持ちを口に出す前に、相手も同じように自分の体を気にしているかもしれない、と考えてみてください。
体型が変わってから、明るいところが前よりいやになった
出産・年齢・体重の変化で、体型が変わるのは自然なことです。前と同じように見せる必要はありません。「年齢を重ねた見た目と、性の自信」も読んでみてください。
照明を消すと相手の顔が見えなくて不安
真っ暗にしなくても、間接照明やキャンドル風のライトなら、表情は見えて、からだの細かいところは見えにくくなります。
相手が「明るいところで見たい」と何度も言う
自分の気持ちを伝えても、くり返し求められてつらいなら、そのことをはっきり伝えていいです。ふたりの心地よさは、どちらか一方の希望だけで決めるものではありません。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 肌の悩み | 皮膚科 |
| 見た目の不安で気持ちがつらい | 心療内科・カウンセリング |
明るいところで見られたくない気持ちは、自然なものです。照明を落とすのは、ふたりのための工夫。気持ちを言葉にして、心地いい明るさを見つけてください。
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修) https://w-health.jp/