性感染症が気になったら ― 症状・検査・治療・伝え方

ロコの結論
性感染症は、症状が出ないことも多いのに、放っておくとからだの奥まで影響が広がることがある病気です。気になったら、症状から見当をつけて、検査を受けて、治療して、パートナーにも伝える。この順番を知っておけば、慌てずに動けるんです。性器に見慣れないできものがある。排尿のときに痛い。おりものがいつもと違う。あるいは、症状はないけれど、心配な性行為があった。性感染症が気になるきっかけは、人それぞれですよね。
この特集では、性感染症について、症状の見当のつけ方から、検査、治療、パートナーへの伝え方までを、順番に読めるように並べました。
1. 症状から見当をつける
| 気になる変化 | 考えられる病気(ほかの原因のことも) | 読みもの |
|---|---|---|
| 痛くないしこり、手のひら・足の裏の発疹 | 梅毒 | 梅毒とは? |
| おりものの変化、不正出血、排尿の違和感 | クラミジア、淋病 | クラミジアとは?/淋菌感染症とは? |
| 排尿のときの強い痛み、うみ(男性) | 淋病 | 淋菌感染症とは? |
| 痛みのある水ぶくれ・ただれ | 性器ヘルペス | 性器ヘルペスとは? |
| 痛みのないいぼ | 尖圭コンジローマ | 尖圭コンジローマとHPVとは? |
| 症状はないが、心配な性行為があった | どれもありうる。HIVも | HIVとエイズとは? |
症状だけで病気を決めることはできません。見当をつけたら、検査で確かめてください。
2. 検査を受ける
保健所では、多くのところで無料・匿名で検査を受けられます。症状があるなら、診察から治療まで進める医療機関のほうが早く進みます。厚生労働省の「性感染症検査・相談マップ」で、近くの検査場所を探せます。くわしくは「性感染症の検査はどこで受ける?」へ。
3. 治療する
細菌による性感染症(梅毒・クラミジア・淋病)は抗菌薬で、ウイルスによるもの(ヘルペス・HIV)は抗ウイルス薬などで治療します。いぼは取り除く治療が中心です。自己判断で手元の薬を使わず、医療機関の指示どおりに治療してください。
4. パートナーに伝える
自分だけ治療しても、パートナーがうつったままだと、またうつり合ってしまいます。性感染症は症状が出ないまま長くひそんでいることがあるので、いつ、誰からうつったのかは、はっきりしないことが多いんです。責め合いではなく、2人のからだを守る話として伝えてください。
5. これからの予防
コンドームを最初から使うこと、口を使う行為でも使うこと、パートナーが変わったら検査を受けること。HIVについては、医師のもとで予防の薬を飲むPrEPという方法もあります。くわしくは「性感染症の予防の方法」へ。
出典
- 厚生労働省 HIV検査・相談「性感染症」 https://www.mhlw.go.jp/hivkensa/sti/
- 厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」 https://www.mhlw.go.jp/stikensa/
関連する記事
性感染症の基本性感染症の検査はどこで受ける?梅毒とは?症状の出方と検査・治療クラミジアとは?気づきにくい性感染症淋菌感染症(淋病)とは?症状・のどの感染・治療性器ヘルペスとは?再発とのつきあい方尖圭コンジローマとHPVとは?いぼの症状とワクチンHIVとエイズとは?いまの治療とPrEP性感染症の予防の方法
▶ 特集のTOPに戻る