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【性の多様性】性的指向と性自認の違い

ロコ
ロコの結論
性的指向と性自認、似た言葉なのでややこしいですよね。性的指向は「どんな人に恋愛や性的な気持ちが向くか」、性自認は「自分の性をどう感じているか」なんです。それぞれ別のもので、組み合わせは人の数だけあります。

「性的指向」「性自認」「LGBTQ」。ニュースや大学、職場の研修などで、こうした言葉を聞く機会が増えましたよね。でも、それぞれの言葉が何を指しているのか、どう違うのかは、意外と分かりにくいものです。

自分の性のあり方について考えている人にとっても、身近な人のことを理解したい人にとっても、言葉の意味を知っておくことは役に立ちます。言葉が分かると、自分の気持ちを整理しやすくなったり、相手を傷つけない話し方ができるようになったりするんです。

このページでは、性的指向・性自認・性表現という言葉の違いを、できるだけ分かりやすくまとめました。

言葉の早見表

言葉 意味 例
性的指向 恋愛や性的な気持ちが向く相手 異性・同性・両方・向かない
性自認 自分の性をどう感じているか 女性・男性・どちらでもない
性表現 服装やしぐさなどの表し方 好きな服、話し方
からだの性 生まれたときのからだの特徴 ―

性的指向

性的指向は、恋愛感情や性的な気持ちが、どんな人に向くかを表す言葉です。

よく使われる言葉 意味
ヘテロセクシュアル 異性に向く
ゲイ・レズビアン 同性に向く
バイセクシュアル 異性にも同性にも向く
アセクシュアル 他者に性的にひかれない・ひかれにくい

ほかにも、いろいろな言葉があります。

性自認

性自認は、自分の性別を自分でどう感じているか、ということです。からだの性と、性自認が同じ人もいれば、違う人もいます。

よく使われる言葉 意味
シスジェンダー からだの性と性自認が一致している
トランスジェンダー からだの性と性自認が一致していない
Xジェンダー・ノンバイナリーなど 女性・男性のどちらかにあてはまらない

性表現

性表現は、服装、髪型、話し方、しぐさなど、自分の性をどう表すかということです。性表現は、性自認とも、性的指向とも、必ずしも一致しません。たとえば、男性として生きている人が、スカートをはくのが好きなこともあります。

組み合わせは人の数だけ

性的指向・性自認・性表現は、それぞれ別のものです。だから、その組み合わせは、本当に人の数だけあるんです。

よくある誤解 実際
同性が好き=自分の性に違和感がある 性的指向と性自認は別のこと
見た目で性的指向が分かる 性表現と性的指向は別のこと
女性らしい服装=女性が好きではない 性表現と性的指向は別のこと

大切なこと

人の性のあり方を、見た目で決めつけないことが基本です。

大切にしたいこと 理由
見た目で決めつけない 外から見ても分からない
本人が言うまで、勝手に聞かない プライベートなこと
打ち明けられたら、受け止める 信頼して話してくれた
ほかの人に勝手に話さない アウティングと呼ばれ、深く傷つけることがある

アウティングに気をつけて

本人の同意なく、性的指向や性自認をほかの人に話してしまうことを、アウティングと呼びます。悪気がなくても、本人をとても傷つけ、居場所を失わせてしまうことがあるんです。打ち明けられたことは、本人の同意なしに、誰にも話さないでください。

自分の性のあり方を考えるとき

迷い 考え方
自分がどれに当てはまるか分からない 急いで決めなくていい
言葉に当てはめるのが窮屈 言葉は使いたいときに使えばいい
気持ちが変わることがある 変わることもある。それも自然なこと
誰にも話せない 相談できる窓口がある

自分のあり方を表す言葉を見つけて、ほっとする人もいます。一方で、どの言葉にもしっくりこない人もいます。どちらでもいいんです。

性と健康のこと

性的指向や性自認にかかわらず、性の健康は大切です。

  • 性感染症の予防と検査は、誰にとっても大切
  • からだの悩みは、医療機関で相談できる
  • 医療機関で、性自認に合った呼び方などを相談できるところもある

相談先

性のあり方について悩んだときは、ひとりで抱えなくていいんです。自治体の相談窓口や、性の多様性を扱う支援団体、医療機関などで相談できます。くわしくは「性のあり方に悩んだときの相談先」でまとめています。

よくある疑問

性的指向は自分で選べる?

性的指向は、自分の意思で選んだり変えたりするものではない、と考えられています。

子どものころから違和感があった

そういう人もいれば、大人になってから気づく人もいます。気づいた時期に正解はありません。

身近な人から打ち明けられた

まずは「話してくれてありがとう」と受け止めてください。分からないことは、本人のペースで聞いてみてください。

言葉が変わっていくこと

性のあり方を表す言葉は、時代とともに変わってきました。昔は使われていた言葉が、今では人を傷つける言葉と考えられていることもあります。

気をつけたいこと 理由
からかいの言葉を使わない 冗談のつもりでも、相手を深く傷つける
本人が使う言葉を尊重する 自分をどう呼ぶかは、本人が決める
分からないときは聞く 「どう呼べばいい?」と聞いていい

言葉を間違えることを恐れて、何も話せなくなる必要はありません。間違えたら謝って、言い直せばいいんです。大切なのは、相手を尊重しようとする気持ちです。

身近な人を理解したいとき

家族や友人、パートナーから、性のあり方について打ち明けられたとき、どう受け止めればいいか分からない、という人もいると思います。

  • まず「話してくれてありがとう」と伝える
  • すぐに全部を理解しようとしなくていい
  • 分からないことは、本人のペースで聞く
  • 本などで、自分でも少しずつ知っていく

理解には時間がかかることもあります。それでも、受け止めようとする姿勢は、相手にちゃんと伝わります。

自分の性のあり方を考えるときのヒント

自分に聞いてみること 考えられること
どんな人に惹かれる? 性的指向
自分の性をどう感じている? 性自認
どんな服装や話し方が自分らしい? 性表現

答えがすぐに出なくても大丈夫です。時間をかけて、少しずつ自分の気持ちに気づいていけばいいんです。

性のあり方と、性の健康

性的指向や性自認にかかわらず、性の健康を守ることは大切です。

大切にしたいこと ポイント
性感染症の予防 コンドームの使用・検査
同意 どんな関係でも毎回確かめる
からだの悩みの相談 医療機関で相談できる
心のケア 悩みを抱えすぎない

医療機関によっては、性的指向や性自認に配慮した対応をしているところもあります。気になるときは、予約のときに相談してみてください。

周りの人ができること

できること ポイント
決めつけない 「恋人は異性」と決めつけた質問をしない
本人が使う言葉を大切にする 呼び方や自分の表し方を尊重する
差別的な言葉に反応する からかいを見過ごさない
学び続ける 分からないことは調べる・聞く

一人ひとりの小さな行動が、誰もが安心して過ごせる場をつくります。

多様性は、すべての人のこと

性のあり方の多様性は、特定の人だけの話ではありません。誰もが、自分の性のあり方を持っています。お互いを尊重し合うことが、すべての人にとって心地いい社会につながります。

迷ったら、相談を

自分の性のあり方について悩んだときは、ひとりで抱えずに相談してください。

言葉は、自分を知るための道具

言葉を知ることで、自分の気持ちが説明しやすくなることがあります。使いたいときに使えばいいんです。

まとめ

性的指向は「どんな人に恋愛や性的な気持ちが向くか」、性自認は「自分の性をどう感じているか」、性表現は「どう表すか」。それぞれ別のもので、組み合わせは人の数だけあります。見た目で決めつけない、勝手に聞かない、打ち明けられたら受け止めて、ほかの人に話さない。言葉を知ることが、自分と相手を大切にすることにつながります。

出典

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