人工妊娠中絶の件数(2024年度)

ロコの結論
2024年度の人工妊娠中絶の件数は127,992件で、前の年度より1.0%増えました。20歳以上では20〜24歳がいちばん多く、年齢が上がるほど少なくなっていきます。一方で、どの年代にも一定の数があります。中絶は、特別な人だけのことではないんです。人工妊娠中絶が、毎年どのくらい行われているのか。ふだん目にすることはほとんどありませんよね。このページでは、厚生労働省が毎年まとめている「衛生行政報告例」の数字を整理しました。
件数の推移
| 年度 | 件数 |
|---|---|
| 2020年度(令和2年度) | 141,433件 |
| 2021年度(令和3年度) | 126,174件 |
| 2022年度(令和4年度) | 122,725件 |
| 2023年度(令和5年度) | 126,734件 |
| 2024年度(令和6年度) | 127,992件 |
2024年度は、前の年度より1,258件(1.0%)増えました。
年齢階級別(2024年度・20歳以上)
| 年齢 | 件数 | 実施率(女子人口千対) |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 33,663件 | 11.1 |
| 25〜29歳 | 28,676件 | 9.1 |
| 30〜34歳 | 22,424件 | 7.2 |
| 35〜39歳 | 20,386件 | 6.1 |
| 40〜44歳 | 10,878件 | 2.9 |
| 45〜49歳 | 1,079件 | 0.3 |
実施率は、その年代の女性1,000人あたり何件か、という数字です。全体(15〜49歳の女性人口で計算)では5.5で、前の年度の5.3から上がりました。
数字の読み方
- 件数がいちばん多いのは20〜24歳ですが、30代でも年に4万件をこえています。
- 実施率は、20代前半から年齢が上がるにつれて下がっていきます。
- 件数は「報告された件数」です。届け出のない中絶は数字に入りません。
この数字から言えないこと
この統計から分かるのは、件数と年齢です。なぜ中絶を選んだのか、避妊をしていたのか、どんな事情があったのかは分かりません。数字を見て、ある年代や誰かを責める材料にはしないでください。
予期しない妊娠を減らすために役立つのは、避妊の方法を知ること、緊急避妊薬の使い方を知ること、困ったときに相談できる場所を知っておくことです。関連する記事もあわせて読んでみてください。
出典
- 厚生労働省「令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況 母体保護関係」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/24/dl/kekka5.pdf
- 厚生労働省「令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/24