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【同意・安全・トラブル】酔っているときの同意

ロコ
ロコの結論
お酒の席から、そのままの流れで……ということ、ありますよね。でも、酔って判断ができない状態では、同意があるとは言えないんです。2023年の刑法改正でも、アルコールなどの影響で同意しない意思を示すのが難しい状態での性的な行為が、処罰の対象として整理されています。

楽しい飲み会のあと、気づいたら相手の家にいた。お酒の勢いで、そういう雰囲気になった。翌朝、何があったのかよく覚えていない。そんな経験がある人もいるかもしれません。あるいは、酔った相手と、そのまま性的な関係を持ってしまったことがある人もいるかもしれません。

お酒は、気持ちをほぐしてくれる一方で、判断力をにぶらせます。「酔っていたから」「お互いに盛り上がっていたから」と、同意のことがあいまいになりやすいんです。

でも、酔って判断ができない状態では、本当の意味での同意があるとは言えません。このページでは、酔っているときの同意の考え方と、自分を守るための工夫をまとめました。

考え方

状態 同意
ほろ酔いで、はっきり話せる 行為ごとに確かめることが前提
足元がふらつく・ろれつが回らない 判断ができているか疑わしい。進まない
眠っている・意識がもうろうとしている 同意できる状態ではない
記憶がなくなるほど酔っている 同意できる状態ではない

「酔っていても、いいって言った」は通用しない

酔っている相手が「いいよ」と言ったとしても、それが本当に自分の意思なのかは分かりません。お酒の影響で、判断ができていないのかもしれないんです。迷ったら、進まないことが大切です。

「お互いに酔っていた」場合も

お互いに酔っていた場合でも、相手の状態を確かめる責任があります。相手がふらふらしている、意識がはっきりしない、という状態なら、性的な行為はしないでください。

2023年の刑法改正での整理

2023年7月13日から施行された改正刑法では、アルコールや薬物の影響などで、同意しない意思を形成・表明・全うすることが難しい状態での性的な行為が、不同意性交等罪などの処罰の対象として整理されました。

ポイント 中身
施行日 2023年7月13日
考え方 アルコールなどの影響で、同意しない意思を示すのが難しい状態での行為が対象に
確かめ先 細かな要件は法務省のQ&A

ここでの説明は一般的な整理です。法律の細かな要件は、法務省のQ&Aや、法律の専門家に確かめてください。

自分を守るために

  • 知り合ったばかりの人と飲むときは量を控える
  • 飲み物から目を離さない
  • 帰り道を確保しておく
工夫 ポイント
量を控える 知り合ったばかりの人、2人きりのときは特に
飲み物から目を離さない 席を立つときは飲み切る・新しいものを頼む
自分のペースで飲む 無理にすすめられても断る
帰り道を確保 終電・タクシー代を考えておく
信頼できる人と一緒に 友人と行く・行き先を伝えておく

飲み物に何かを入れられるおそれ

残念ながら、飲み物に薬などを入れて、意識をもうろうとさせる手口もあります。知らない人からもらった飲み物は飲まない、席を立つときは飲み物から目を離さない、急に強い眠気や体調の変化を感じたら、すぐに信頼できる人に助けを求めてください。

周りの人ができること

飲み会の場で、酔った人が誰かに連れ出されそうになっている。そんな場面に気づいたら。

  • 「大丈夫?」と声をかける
  • 酔った人を一人にしない
  • 信頼できる人が付き添って帰る
  • 危険を感じたら、お店の人や警察に助けを求める

周りの人の小さな行動が、被害を防ぐことにつながります。

被害にあったとき

被害にあったときは、ワンストップ支援センター(#8891)に相談できます。

すること ポイント
安全な場所へ まずは自分の安全を確保する
相談する ワンストップ支援センター(#8891)
医療機関へ けがの手当て・緊急避妊薬・性感染症の検査
記録を残す 覚えていることをメモする

酔っていたから、自分にも責任がある、と思ってしまうかもしれません。でも、酔っている人に性的な行為をする側が悪いんです。あなたのせいではありません。

記憶がはっきりしなくても

酔っていて、何があったのかはっきり覚えていない、という場合でも、相談できます。覚えていることだけでいいんです。

よくある疑問

自分も酔っていた。同意があったか分からない

分からないときは、相談してみてください。自分を責めすぎずに、専門の窓口で話を聞いてもらうと、気持ちが整理できることがあります。

パートナーとお酒を飲んだあとは?

パートナーでも、相手が判断できる状態かどうかを確かめることが大切です。酔いすぎているときは、性行為はやめておきましょう。

少しだけ飲んでいる場合は?

はっきり話せて、判断ができる状態なら、行為ごとに確かめることが前提です。迷ったら、進まないでください。

お酒の場で「同意」をどう考える?

お酒の席では、楽しい雰囲気の中で、気持ちが盛り上がることもありますよね。そのこと自体は悪いことではありません。ただ、性的な関係に進むかどうかは、お酒が抜けた状態で、改めて考えるくらいがちょうどいいんです。

考え方 理由
その日は連絡先の交換までにする 酔った勢いで決めない
改めて会う約束をする お互いにしらふの状態で確かめられる
相手が酔っているなら送り届けるだけ 相手を守ることにもなる

「その場の流れ」に任せるより、相手を大切に思うなら、待つことを選んでください。それが、相手との信頼につながります。

飲み会で気をつけたい場面

場面 気をつけたいこと
2次会・3次会に流れる 自分の帰りの時間を決めておく
「送っていくよ」と言われる よく知らない相手なら、タクシーや友人を頼る
家で飲み直そうと誘われる 2人きりになる場所は避ける
どんどんお酒をすすめられる 自分のペースを守る。断っていい
飲み物を作ってもらう 目の前で作ってもらう・自分で取りに行く

「せっかく誘ってもらったのに」と思って、断りにくいこともありますよね。でも、自分の安全を守るために断るのは、失礼なことではありません。

酔った相手と2人きりになったら

もし、酔った相手と2人きりになったら。

すること 理由
性的なことはしない 相手は同意できる状態ではない
安全に帰れるよう手伝う タクシーを呼ぶ・家族や友人に連絡する
体調が悪そうなら、助けを呼ぶ 急性アルコール中毒のおそれも
必要なら、ほかの人に付き添ってもらう 自分も誤解されないように

酔っている相手を守ることは、相手への思いやりであり、自分を守ることにもつながります。

お酒と性のことを、ふだんから話しておく

パートナーがいる人は、お酒と性のことについて、ふだんから話しておくと安心です。

  • 「酔っているときはしないでおこう」と決めておく
  • 酔っているときに誘われても、断っていいと伝え合う
  • 翌日、気まずくならないように話す

「覚えていない」はつらい

翌朝、何があったのか覚えていない、という経験は、とても不安でつらいものです。そうならないためにも、お酒の量を自分でコントロールすることが大切です。

迷ったら、その日はやめておく

お酒の席から性的な関係に進むか迷ったら、その日はやめておく。それがいちばん安全な選択です。

お酒は楽しく、同意は大切に

お酒を楽しむことと、相手を大切にすることは両立できます。酔っているときこそ、相手の気持ちと安全を、いちばんに考えてください。

安全を、いちばんに。

まとめ

酔って判断ができない状態では、同意があるとは言えません。2023年の刑法改正でも、アルコールなどの影響で同意しない意思を示すのが難しい状態での性的な行為は、処罰の対象として整理されています。量を控える、飲み物から目を離さない、帰り道を確保する。迷ったら、進まない。被害にあったときは、あなたのせいではありません。ひとりで抱えずに相談してください。

出典

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